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クマの読書日記

小説と猫とお酒が好きな・・・ブログです。

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いちばん長い夜に 【乃南 アサ】

<読んだきっかけ>
このシリーズが好きだから。
 
 
<あらすじ>
芭子・綾香シリーズ3作目。
わけアリの2人が・・・
 
犬も歩けば 
銀杏日和 
その日にかぎって 
いちばん長い夜 
その扉を開けて 
こころの振り子
 
 
<ネタバレ&感想>
シリーズ3作目&完結編。
1作目が 「いつか陽のあたる場所で」
2作目が「すれ違う背中を」
です。
1作目・2作目未読の方は、1作目から読むことをオススメします。
(今、NHKでドラマでもやってるヤツです。)
 
さて、本書の感想なんですが・・・
1作目、2作目と違い、重すぎる||ヾ(_ _*)||ヾ(_ _*)
読後、ズシーンとした「重さ」を感じました。
 
↓より、シリーズの内容に触れます。
 
 
 
 
本シリーズ、刑務所で出会った芭子ちゃん、綾香さんのシリーズ。
前科があり、刑務所に入った。
刑期を終え、出所した2人。
刑務所にいたことを、周りに気付かれないように、ひっそりと暮らす・・・
って、シリーズなんですが
本書は、その完結編。
ドラマになったので、「あぁ、ドラマがやってる最中に 完結編が出版されるんだろうなぁ~」と思っていたら、
本当に出た!!
しっかし「どうやって、終わらせるんだろう?」って心配だった。
1作目、2作目ともに、大きな事件とかあるんじゃなくって 日常のチョットした事を描いていたから。
前科のある2人が、それぞれ過去を悔やんだり 自分の過ちをどう償えば良いんだか 考えながら 
それでも、頑張ってる生きてる!みたいな内容だった。
 
それが今回「完結編」
本をひらくと「目次」があって、それぞれの章のタイトルが分かる。
6章ある内の4章目に 本書と同じタイトルを発見!!
「いちばん長い夜」
一体、どんなツライ出来事が待ち受けてるんだろう?
と、焦りながらも・・・丁寧に読んだ。
乃南さんの小説って「人」が丁寧に描かれているから好き。 
 
「いちばん長い夜」・・・
3・11の夜。でした。
私は埼玉に住んでいるので、被災したワケじゃありません。
ただただ、、、3・11を境に 日本は変わりましたよね。
「あとがき」に書かれてたんですが、乃南さん 3月11日に仙台にいたそうで・・・
その当時のことも描かれてました。
 
それと、、、
本書は、完結編です。
芭子・綾香の2人が今後どーやって生きるのか・・・
が描かれてました。
 
当たり前なんだけど、すごく重たかったです。
この「2大・重たい」に、読後は ドヨ~ンとしてしいました。
悪くない話だし、とっても大事な事。
だからこそ、重かったです。
 
「生きる」って何なんでしょうね。
 
 
以前、私は 別の本の感想で
「震災を小説にしてるのはイヤだ!」って言ってました。
有川さんの自衛隊のお話だったんですけど・・・
本書も震災を小説にしてました。その予備知識が無く読んでしまったんですが・・・
素直に、普通に受け入れる事が出来ました。
3・11や、その後を思い出し 憂鬱になりながらも読みました。
「感動した!涙した!!」とは言わないけど、胸に沁みました。
本書はOKで、有川さんのが何でダメだったんだろう??
それは、今までの作風の違いです。
乃南さんって、「人物」を丁寧に描く小説が多いのかと思います。
(私が読んだ乃南さんの小説は、ほとんどが「人物」を描いたもの)
有川さんは、、、好きな作家さんです。
でも、ラブコメとか「ぶっとんだ」キャラが出てきたり、、、
もちろん全ての小説が、そーいうのでは無いけど 「アニメっぽい」小説が多いと思います。
だから、その「アニメ」と震災のコラボが私の中で合わなくてダメでした。
受け入れられませんでした。
乃南さんのは、最初から「人物」を描いていたので、今回 震災が描かれていても 素直に読めました。
 
私は、ひねくれた考えなのかもしれません。
有川さんファンに、不快な感想を書いてるかもしれません。
ゴメンなさい。でも私の素直な感想です。
 
 
 
 
さて、長くなってしまいましたが・・・
本書、読んで良かったです。
すんごい重いから、読後ダークになってしまったけど、、、
「読んで良かったなぁ~」としみじみした本でした。
 
 
お気に入り度
★★★★☆
 
 
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最終更新日 : 2019-08-11

No title * by 夕凪日和
乃南サんは、引き込まれますよね、
私も、震災を小説にするのは、嫌ですねわぐちゃんの、気持ち分かるな。なんか、ルール違反みたいな感じがして、
乃南さんなら、
記録として忘れては、いけない事として、書かれたのかな、好きな作家さんです。(^-^)/

No title * by HIMEば~ば
今晩は~
芭子ちゃん、綾香さんのシリーズ2,3予約しています。
色々なものの好き好きあっていいと思うよ。

ビブリアの2がやっと順番きたわ。
テレビより先に読めて嬉しいし
テレビも面白いですね。

No title * by -
このシリーズもう3作も出てるんですか。図書館に通わなくなって疎くなってきてます。
震災はあれだけの大変なことが起こってしまったのだから、作家さんとか表現者の方は何かしらアクションを起こしたくなるんでしょうね。
それを取り上げた乃南さんの作品も有川さんの作品も読んでませんけど、わぐまさんの指摘はとてもよくわかります。

No title * by やっちい
なるほど
>「アニメっぽい」小説
かぁ。なんとなく分からないでもないなぁ。
有川さんの本って、キャラが立ってますからねぇ。
ワタシはそれが面白いと感じますが
静かに震災と向き合いたいと思っている時は
テンションの高い本の中に引きずられるような気がして
不快に思えるのかな?どうでしょう。

No title * by わぐま(*^。^*)
夕凪さん。
乃南さんは、引き込まれますねぇ~。
震災を小説にするには、本当にイヤだったんだけど 本書はなんだか、素直に読めました。
このシリーズ、オススメですよ^^

No title * by わぐま(*^。^*)
HIMEば~ばさん。
はい!好みが激しく分かれてます(笑)
まぁ性格の問題でもあるし・・・仕方ない!??

ビブリアは・・・私は小説の方が好きだなぁ~
なんで、剛力さんが栞子さんなのよ!!って思う。
鎌倉らしさも、あまり無いし^^;

No title * by わぐま(*^。^*)
たこさん。
もう3冊も出てますよ^^ おまけに、本書が完結編だし!
震災はね・・・やっぱり凄い出来事だったから、表現者は何かを残したいのでしょうね。
ちょっと前から、震災を小説にしたのも多いですよね。
私の言いたい事、伝わりましたか。なんだかそれだけで嬉しいです。
でも、私にとっては本当にそんな感じなんです^^;

No title * by わぐま(*^。^*)
やっちいさん
>テンションの高い本の中に引きずられるような気がして・・・
って、そうそう!そんな感じです。
有川さんの濃いキャラの小説、私も好きですよ。好きどころか大好き♪
だからこそ、有川さんが震災関連を書くのが違和感あったのかなぁ
なんか、有川さんのは・・・ダメでした。
最新刊の「旅猫」には号泣しましたが^^;

No title * by やっくん
私も読みました!わぐまさんのご意見ごもっともです。確かに、読後感は重たかったです…

程度は軽いものの、私も被災してます。 あの経験は、なるべく思い出したくないです。
一週間は水道、電気、ガスが不通で自衛隊車から水を配給されてました。
また、一ヶ月間は被災しているのにもかかわらず輪番停電の憂き目にもあってます。
できれば、小説(ドラマ)の世界くらい、陽のあたる未来が感じられる方がいいです。

No title * by わぐま(*^。^*)
読後は、重かったけど 読んで良かったと思える本でした。

3・11と、その後。
あの計画停電。お粗末な「計画」でしたよね。
確かに、現実では暗くなってしまったから、ドラマでは「陽のあたる」位が良いのかな?

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No title

乃南サんは、引き込まれますよね、
私も、震災を小説にするのは、嫌ですねわぐちゃんの、気持ち分かるな。なんか、ルール違反みたいな感じがして、
乃南さんなら、
記録として忘れては、いけない事として、書かれたのかな、好きな作家さんです。(^-^)/
2013-02-20-20:01 * 夕凪日和 [ 返信 * 編集 ]

No title

今晩は~
芭子ちゃん、綾香さんのシリーズ2,3予約しています。
色々なものの好き好きあっていいと思うよ。

ビブリアの2がやっと順番きたわ。
テレビより先に読めて嬉しいし
テレビも面白いですね。
2013-02-20-21:25 * HIMEば~ば [ 返信 * 編集 ]

No title

このシリーズもう3作も出てるんですか。図書館に通わなくなって疎くなってきてます。
震災はあれだけの大変なことが起こってしまったのだから、作家さんとか表現者の方は何かしらアクションを起こしたくなるんでしょうね。
それを取り上げた乃南さんの作品も有川さんの作品も読んでませんけど、わぐまさんの指摘はとてもよくわかります。
2013-02-21-09:21 * - [ 返信 * 編集 ]

No title

なるほど
>「アニメっぽい」小説
かぁ。なんとなく分からないでもないなぁ。
有川さんの本って、キャラが立ってますからねぇ。
ワタシはそれが面白いと感じますが
静かに震災と向き合いたいと思っている時は
テンションの高い本の中に引きずられるような気がして
不快に思えるのかな?どうでしょう。
2013-02-21-10:50 * やっちい [ 返信 * 編集 ]

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夕凪さん。
乃南さんは、引き込まれますねぇ~。
震災を小説にするには、本当にイヤだったんだけど 本書はなんだか、素直に読めました。
このシリーズ、オススメですよ^^
2013-02-21-17:01 * わぐま(*^。^*) [ 返信 * 編集 ]

No title

HIMEば~ばさん。
はい!好みが激しく分かれてます(笑)
まぁ性格の問題でもあるし・・・仕方ない!??

ビブリアは・・・私は小説の方が好きだなぁ~
なんで、剛力さんが栞子さんなのよ!!って思う。
鎌倉らしさも、あまり無いし^^;
2013-02-21-17:04 * わぐま(*^。^*) [ 返信 * 編集 ]

No title

たこさん。
もう3冊も出てますよ^^ おまけに、本書が完結編だし!
震災はね・・・やっぱり凄い出来事だったから、表現者は何かを残したいのでしょうね。
ちょっと前から、震災を小説にしたのも多いですよね。
私の言いたい事、伝わりましたか。なんだかそれだけで嬉しいです。
でも、私にとっては本当にそんな感じなんです^^;
2013-02-21-17:10 * わぐま(*^。^*) [ 返信 * 編集 ]

No title

やっちいさん
>テンションの高い本の中に引きずられるような気がして・・・
って、そうそう!そんな感じです。
有川さんの濃いキャラの小説、私も好きですよ。好きどころか大好き♪
だからこそ、有川さんが震災関連を書くのが違和感あったのかなぁ
なんか、有川さんのは・・・ダメでした。
最新刊の「旅猫」には号泣しましたが^^;
2013-02-21-17:13 * わぐま(*^。^*) [ 返信 * 編集 ]

No title

私も読みました!わぐまさんのご意見ごもっともです。確かに、読後感は重たかったです…

程度は軽いものの、私も被災してます。 あの経験は、なるべく思い出したくないです。
一週間は水道、電気、ガスが不通で自衛隊車から水を配給されてました。
また、一ヶ月間は被災しているのにもかかわらず輪番停電の憂き目にもあってます。
できれば、小説(ドラマ)の世界くらい、陽のあたる未来が感じられる方がいいです。
2013-05-31-20:44 * やっくん [ 返信 * 編集 ]

No title

読後は、重かったけど 読んで良かったと思える本でした。

3・11と、その後。
あの計画停電。お粗末な「計画」でしたよね。
確かに、現実では暗くなってしまったから、ドラマでは「陽のあたる」位が良いのかな?
2013-06-02-08:14 * わぐま(*^。^*) [ 返信 * 編集 ]