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クマの読書日記

小説と猫とお酒が好きな・・・ブログです。

Top Page › お気に入り度 ★3つ › 嘘 【北國 浩二】
2011-12-24 (Sat) 11:31

嘘 【北國 浩二】

<読んだきっかけ>
以前読んだ本の巻末で紹介していた本。
「二度読まずには、いられない」という宣伝に惹かれた。
 
 
<あらすじ>
認知症の父と、その娘。
娘は父を憎んでいるのだが、介護をする事に、、、
山奥での「認知症の父と娘」の二人暮しが始まったのだが、
ある事がきっかけで一人の少年が加わることになる。
 
一つの「嘘」が、、、
 
 
<ネタバレ&感想>
う~~~、痛々しい小説だった。
タイトルが「嘘」だし、
宣伝も「二度読まずには、いられない」とあるから、警戒しながら読んだ。
ので、意外性は無かった。
 
 
認知症の父・孝蔵と、父を憎む娘・里谷千紗子。
千紗子は、事故により幼い我が息子を亡くしていた。
それが原因により、夫とも離婚。
孝蔵とは、疎遠になってたのだが 孝蔵の認知症発覚により、一緒に暮らし介護することになる。
父・孝蔵は、娘・千紗子のことさえ覚えていなかった。ただの「世話してくれる親切な人」と・・・
千紗子は憎みながらも、介護する日々。
 
親に虐待され、殺されかけた少年・洋一。が、↑の生活に加わる。
記憶を無くし、自分の名前さえも分からない洋一。
しかし、身体の痣などから 千紗子は虐待に気付く。
幼い息子を亡くしていた千紗子は、虐待されていた洋一を可愛がる。
 
しかし、そんな生活が続くワケもなく・・・。
 
 
といった感じ。
千紗子は亡くなってしまった自分の息子と洋一を重ね合わせる。
そして洋一を可愛がる千紗子の姿が痛々しくて、辛かった。
 
実の親が洋一へ虐待。
もう、胸が痛くて苦しかった。
 
父・孝蔵と娘・千紗子。
最初はぎこちない二人。
だが、次第に解けていく二人の確執。
春の雪解けのようだった。
 
 
様々な人がつく「小さな嘘」
でも、本書の嘘は優しい。
 
 
 
ラストは、、、
「ほ~ら、やっぱりね・・・」という感じで、意外性は無い。
でも、そのラストで良かったと思う。
 
人の繋がり・相手を思いやる気持ち、などなど
傷ついているんだけど、生きようとする、懸命な人間が描かれていたと思います。
 
でも、あまりにも痛々しい為、1回読めば充分。
なんかね・・・心にグサッってきましたよ。
 
 
お気に入り度
★★★☆☆
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最終更新日 : 2019-08-11

No title * by 夕凪日和
タイトルが嘘となっているので、 警戒しますね(笑) このような 、話しを読むと暗くなりがちですが、意外と、闇の部分の作品は好きです。
元気出る作品もよいけど 世の中には 色んな状況の人がいますものね。
前者、後者の作品のパターンを 使いわけ読んでるかなぁ~(^-^)/
探してみます~!

No title * by わぐま(*^。^*)
チョット暗くなるけど、、、こーいった小説もたまには良いのかな。
人間の弱さが描かれていて、弱さと優しさと・・・でも、強く生きている感じでした。

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No title

タイトルが嘘となっているので、 警戒しますね(笑) このような 、話しを読むと暗くなりがちですが、意外と、闇の部分の作品は好きです。
元気出る作品もよいけど 世の中には 色んな状況の人がいますものね。
前者、後者の作品のパターンを 使いわけ読んでるかなぁ~(^-^)/
探してみます~!
2011-12-24-11:55 * 夕凪日和 [ 返信 * 編集 ]

No title

チョット暗くなるけど、、、こーいった小説もたまには良いのかな。
人間の弱さが描かれていて、弱さと優しさと・・・でも、強く生きている感じでした。
2011-12-25-12:47 * わぐま(*^。^*) [ 返信 * 編集 ]