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クマの読書日記

小説と猫とお酒が好きな・・・ブログです。

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ばくりや 【乾 ルカ】

<読んだきっかけ>
最近、好きな?作家さん。新刊。
 
 
<あらすじ>
自分の持っている経験や技術といった「能力」と、
誰かが持っている「能力」を交換してくれる『ばくりや』
 
様々な「能力」を持った人が『ばくりや』に訪れる。。。
ただし、交換できる「能力」は選べないし、交換後に「やっぱり、戻して」とも言えない。
 
 
<ネタバレ&感想>
面白い!!
 
細かい内容に触れます。
(太字が内容で、普通の字が感想)

 
・逃げて、逃げた先に 
異常なほど、女性に好かれる三波敏行。
見た目は普通なのに、なぜか異常に女性に好かれる。
本来なら嬉しいのに、限度を超した「好き」に悩まされ、ばくりやを訪れる。
後日。交換が実施されたのだが、、、
 
あぁ~~~「ばくりや」ってこーいうことね。って理解する話。
(ちなみに、北海道の方言でばくる。は交換するという意味らしいです。)
ラストが近付くにつれ、ラストが読める展開。
でも「ばくりや」を理解しやすい内容で良かった。
 
 
 
・雨が落ちてくる 
雨男の永井賢介。
子供の頃から、住んでいる地域を出ると荒天になる。
住んでいる地域から、出られない賢介は自分の持っている「雨男」を交換してもらうことに・・・
 
雨男が交換してもらった能力。
ふふふ、、、この話の進め方。前作のとは違って面白かった。
 
 
 
・みんな、あいのせい 
就職した会社が、全て倒産した藍川臣。
この「能力」を交換してもらうことに・・・
交換してもらったのは「動物に好かれる」という能力。
その能力を生かし、動物園に就職することに。
 
異常なまでに動物に好かれてしまった男。
同僚からの嫉妬かと思ったら、違った。。。
 
 
 
・狙いどおりには 
戦力外通告された野球選手。剛速球を投げるのだが、コントロールが無い。
しかも、性格が悪く、コーチの意見など無視。
その野球選手の彼女。売れないタレント。
一時期は、多少売れてたのだが 今はエキストラの仕事のみ・・・
別れる寸前の二人は、ばくりやのCMを観てしまう。。。
 
ハハハ^^; もう、このバカップル。お互い様、のカップルに笑えた。
しかしやはり、女のほうが数段上だったのね。
 
 
・さよなら、ギューション 
スグに泣いてしまう男・石倉。
社会人になってからも直らず、会議などでパニックになると泣いてしまう。
当然、上司からも同僚からも白い目でみられ・・・
「泣き虫」を交換することに、、、
 
泣き虫男は、自分の「涙」を交換してもらった。
この日から泣かなくなった。
しかし、涙と引き換えに仕事では大成功。
 
男の義兄が教えてくれた言葉。が印象に残った。
男が泣いて良いのは二度だけ。
一度目は本当に大切なモノをなくした時。二度目は一番嬉しい時。
 
・ついてなくもない
ついてない女・のぞみ。
何かと「タイミング」の悪いのぞみは、交換してもらいにばくりやに行く。
しかし、予想外の展開に・・・
 
物事の見え方を変えると「ツイテナイ」は「ツイテイル」に変わる。
本人の気持の持ちようによって変わるモノもあるんですね。
意外に、好きな内容かも・・・
 
・きりの良いところで
何かとキリが良い柏原貴彦。
動物園に行ったら来場百万人目。
とか、とにかく「XXX番目」になる事が多すぎる貴彦。
別れようと思っていた彼女にも、、、
ばくりやに行った貴彦。
交換してもらったのは・・・
 
お~~~。
ホントに「きりの良い人」だった。
気の毒なほどに・・・。
 
 
 
同じ『ばくる』(「交換する」)でも、いろいろな展開 があって 面白かった。
本当、いろいろな話の進め方があって 飽きない感じ。
 
最初の「逃げて~」が、基本バージョンとして・・・
「ギューション」は、泣ける話。多分、読者が泣くのはこの話。
「ついてなくもない」は、少し違う展開に、感心。
少し捻りを加えてあったり、スパイスが効いていたり、涙系だったり、同情したり、、、
話の進行もいろいろあって、面白かった。
乾さん、引き出し多いなぁ~~~。
 
 
「てふてふ荘~」も、本書も 現実にはありえない設定。
なのに、なんだか リアル。
本書の場合、自分の持ってる技能や能力を「何か」と交換出来る。
例え、「要らないなぁ~」と思ってる能力でも、交換出来る。
しかし、何が自分の所に来るかは分からないし、拒否出来ない。
って現実にはありえない。
でも、「自分だったら?」って思わず考えてしまう。
で、勝手に妄想していく~~~~(笑)
 
イヤ~~~。乾ルカさん、全て読んだワケじゃないけど、好きになりましたね^^
 
私のハート、鷲摑み~~~~!!
 
 
 
早く、新刊出ないかな~~~~!!
 
お気に入り度(5つ星満点で・・・)
★★★★☆
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最終更新日 : 2019-08-11

No title * by 夕凪日和
わぐまさん^^同じ本を読んでました^^ばくりや、の意味を知った時「へぇーなるほどね」と私もうなづいていましたよ。若者は、実は使ってたりしてね^^同じ本でびっくり(^^)

No title * by わぐま(*^。^*)
同じ本を同じ時期に読んでた。ってなんだかビックリ&嬉しいです。
ばくりやの意味。知らなかったから、知った時は「ほぉ~~」って感心した。
だって、またまた「変なタイトル」って思ってたから。

No title * by 金平糖
「てふてふ」とは違い、ブラックさに満ちた作品でしたが、不思議と後味が悪くない。きっと、「きりの良いところで」終わっているからなのでしょうね(*・∀-)☆
関連短編集なのに色々なテイストがあり、私も引き出しの多さを感じました。
トラバ返しさせてくださいね♪

No title * by わぐま(*^。^*)
そう「てふてふ」とは違う、良さがありました。
「四竜海城」とも違い、、、今年は乾さんの引き出しの多さに脱帽でした^^
も~~~コレから期待しちゃう作家さんです。
トラバ返しありがとうございます。

No title * by チュウ
かなり「てふてふ」の評価は、みなさん高いみたいですね!
読んでみます(≧▽≦)
最初は、ん~~このパターンでずっといくの?と思ったんですけど、読み進むにつれて、いったいどんだけのパターンがあるんだ?とビックリでした。
こちらからもトラバさせてくださいね^^

No title * by わぐま(*^。^*)
チュウさん。
本書、いろいろなパターンで、面白かったですよね。
次はどんなんだろう??ってワクワクしちゃった^^
「てふてふ荘」も、似た感じかな~~~。ありえない設定なんだけど不思議とスルリと読めた。
トラバありがとうございます。

No title * by べる
私はデビュー作からずっと追いかけてますが、乾さんはほんとに一作ごとに作風が違うので驚きます。どれだけ引き出しがあるんだろうと感心しちゃいますね。
ワンパターンにならずに一作ごとに捻りを加えてあるところが巧いな、と思いました。ラストの終着点もお見事でした。

No title * by わぐま(*^。^*)
お~~デビュー作から追いかけてる。とは、凄い!!
初期の頃のは、なんだか表紙が怖かったから 読めない・・・
最近の数冊だけでも、作風が違って素晴らしいですよね。

本書のラストもお見事!でしたよね。
気持ち良く、読みえ終えましたよ。本当、お見事!!でした。
トラバありがとうございます。

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No title

わぐまさん^^同じ本を読んでました^^ばくりや、の意味を知った時「へぇーなるほどね」と私もうなづいていましたよ。若者は、実は使ってたりしてね^^同じ本でびっくり(^^)
2011-11-22-22:11 * 夕凪日和 [ 返信 * 編集 ]

No title

同じ本を同じ時期に読んでた。ってなんだかビックリ&嬉しいです。
ばくりやの意味。知らなかったから、知った時は「ほぉ~~」って感心した。
だって、またまた「変なタイトル」って思ってたから。
2011-11-24-10:12 * わぐま(*^。^*) [ 返信 * 編集 ]

No title

「てふてふ」とは違い、ブラックさに満ちた作品でしたが、不思議と後味が悪くない。きっと、「きりの良いところで」終わっているからなのでしょうね(*・∀-)☆
関連短編集なのに色々なテイストがあり、私も引き出しの多さを感じました。
トラバ返しさせてくださいね♪
2011-12-07-14:36 * 金平糖 [ 返信 * 編集 ]

No title

そう「てふてふ」とは違う、良さがありました。
「四竜海城」とも違い、、、今年は乾さんの引き出しの多さに脱帽でした^^
も~~~コレから期待しちゃう作家さんです。
トラバ返しありがとうございます。
2011-12-07-16:58 * わぐま(*^。^*) [ 返信 * 編集 ]

No title

かなり「てふてふ」の評価は、みなさん高いみたいですね!
読んでみます(≧▽≦)
最初は、ん~~このパターンでずっといくの?と思ったんですけど、読み進むにつれて、いったいどんだけのパターンがあるんだ?とビックリでした。
こちらからもトラバさせてくださいね^^
2011-12-16-21:38 * チュウ [ 返信 * 編集 ]

No title

チュウさん。
本書、いろいろなパターンで、面白かったですよね。
次はどんなんだろう??ってワクワクしちゃった^^
「てふてふ荘」も、似た感じかな~~~。ありえない設定なんだけど不思議とスルリと読めた。
トラバありがとうございます。
2011-12-19-10:09 * わぐま(*^。^*) [ 返信 * 編集 ]

No title

私はデビュー作からずっと追いかけてますが、乾さんはほんとに一作ごとに作風が違うので驚きます。どれだけ引き出しがあるんだろうと感心しちゃいますね。
ワンパターンにならずに一作ごとに捻りを加えてあるところが巧いな、と思いました。ラストの終着点もお見事でした。
2012-01-18-23:52 * べる [ 返信 * 編集 ]

No title

お~~デビュー作から追いかけてる。とは、凄い!!
初期の頃のは、なんだか表紙が怖かったから 読めない・・・
最近の数冊だけでも、作風が違って素晴らしいですよね。

本書のラストもお見事!でしたよね。
気持ち良く、読みえ終えましたよ。本当、お見事!!でした。
トラバありがとうございます。
2012-01-20-14:18 * わぐま(*^。^*) [ 返信 * 編集 ]