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クマの読書日記

小説と猫とお酒が好きな・・・ブログです。

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かけら 【青山 七恵】

<読んだきっかけ>
「やさしいため息」「ひとり日和」と良かったので、、、、

図書館で未読の青山さんをみかけたので借りてみた。
 
 
<あらすじ>
3編。
かけら
父と二人で「日帰りさくらんぼ狩りツアー」に行く事になった二十歳の桐子。
 
欅の部屋
恋人だった小麦と別れて4年。
付き合ってた頃、小麦は僕の暮らすマンションの別の部屋に越してきた。
それ以来、小麦と僕はずっと「同じマンションの別の部屋」に住んでいる。
小麦から別れを告げられて・別れてから4年経つのだが、、、
僕は結婚することになった。今度、このマンションを出る。
 
山猫
新婚の杏子。
夏休みの数日間、いとこの栞が家に来る事に・・・
栞は、西表島(今は石垣島)に住んでいるのだが、大学進学を東京にしたいので、下見に東京に来たいとか・・・。
数日間預かる事になったのだが・・・
 
 
<ネタバレ&感想>
「やさしいため息」の感想にも書いたが、青山さんの世界が好きです。
でも、「やさしいため息」覚えてない^^; 記憶力が低下してる??
 
今回は3編。
「かけら」
「欅の部屋」
「山猫」
3つは、繋がってない シンプルに短編です。
 
3つとも好きなんだけど、、、
(参考までに「かけら」は、2009年に川端康成文学賞を最年少で受賞したらしいです。)

私が一番好きなのは「欅の部屋」かな。
チョット個性的な小麦と2年間付き合っていた諒助。
別れた後も同じマンションの別の部屋で暮らしていた。
別れた後は会わないように、階段を使ったり、ポストのチェックを減らしたり・・・
諒助は結婚するから、新居へ引っ越す。
と、いう内容なんだけど・・・
 
青山さんの作品って、どれも(多分「やさしいため息」も)。
空間を大切にしている気がする。
表現の仕方が私が好きなだけだけどけど、主人公が感じた思いがキュンとして、グググッって胸に来る
(ワケの分からない表現ですよね^^;)
 
う~~~ん。例えば・・・
秋の澄み渡った青空を見上げて、
清々しい気持ちにもなるし。
昔の失恋を思い出して胸がキュンとなったりもする。
あるいは、体育祭を思い出して笑ったり、、、
苦笑いだったり、せつなくなったり、優しい気持ちになったり、、、する。
青山さんの描く小説はそんな感じ。
 
思いをストレートに描いているんじゃなくて、
何か、優しく伝わってくる感じ。
その表現の仕方・言葉のチョイスが私は好き。
感性の違いとかあるから、ダメな人にはとことんダメだと思う。
ものすごい、「感覚的」な小説かな~~~。
 

でも、この言葉が多すぎず・少なすぎず。
適当な余白があって、フワッとする感じが好きです
読後感が最高に良い!!
 
 
青山さんの未読本、探そう♪
忘れちゃった「やさしいため息」「ひとり日和」もまた読もうかな。
 
 

お気に入り度(5つ星満点で・・・)
★★★★★

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最終更新日 : 2019-08-11

No title * by macska
おっ、5つ星ですね
感覚的なもの、私も好きです
猛暑の後に秋風に吹かれたときの
祭りの後のような物悲しい感じとか・・・
(ちょっと違うかな?)

No title * by やっちい
ワタシも感覚的な文章は好きデス。
例えば簡単に「悲しい」って書くのは簡単だけど
その感情をあえて書かないままに想像させるのって
テクニックがいると思うし
読み手にとってもぐっとその世界にひきこまれますよね。

No title * by わぐま(*^。^*)
マチカさん。
>猛暑の後に秋風に吹かれたときの
>祭りの後のような物悲しい感じとか・・・
そうそう!!そんな感じ!!!
本書がマチカさんのツボに嵌るかは、分からないけど本書は良かったですよ。

No title * by わぐま(*^。^*)
やっちいさん。
そうなんですよね。「悲しい」のを「悲しい」と書かないで、「悲しい」を想像させる文章。なんですよね。
でもその「悲しい」にたどり着くまでの、言葉のチョイスとかが大事なんですよね。本書の青山さんと私は、合ってたみたいでピッタリでしたけど、言葉の感覚が違う人には「???」ばっかりになってしまうと思いましたよ。

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No title

おっ、5つ星ですね
感覚的なもの、私も好きです
猛暑の後に秋風に吹かれたときの
祭りの後のような物悲しい感じとか・・・
(ちょっと違うかな?)
2010-09-29-12:07 * macska [ 返信 * 編集 ]

No title

ワタシも感覚的な文章は好きデス。
例えば簡単に「悲しい」って書くのは簡単だけど
その感情をあえて書かないままに想像させるのって
テクニックがいると思うし
読み手にとってもぐっとその世界にひきこまれますよね。
2010-09-30-08:58 * やっちい [ 返信 * 編集 ]

No title

マチカさん。
>猛暑の後に秋風に吹かれたときの
>祭りの後のような物悲しい感じとか・・・
そうそう!!そんな感じ!!!
本書がマチカさんのツボに嵌るかは、分からないけど本書は良かったですよ。
2010-09-30-14:36 * わぐま(*^。^*) [ 返信 * 編集 ]

No title

やっちいさん。
そうなんですよね。「悲しい」のを「悲しい」と書かないで、「悲しい」を想像させる文章。なんですよね。
でもその「悲しい」にたどり着くまでの、言葉のチョイスとかが大事なんですよね。本書の青山さんと私は、合ってたみたいでピッタリでしたけど、言葉の感覚が違う人には「???」ばっかりになってしまうと思いましたよ。
2010-09-30-14:38 * わぐま(*^。^*) [ 返信 * 編集 ]