<読んだきっかけ>
たま~に観る、全国ネットのテレビ で、かなり高評価してたし、、、
たま~に観る、ローカルテレビでも高評価。
ネットとかでみても高評価。。。
「どんだけスゴイんだ?」って思い予約して借りた。
<あらすじ>
死者を悼む旅を続ける坂築静人。それも、全国を巡っている。(日本国内)
静人の家族、静人が出会う人達、、、
「悼む」とは???
<ネタバレ&感想>
かなり、重い&深い内容でした。
天童ワールド全開!というべきか、、、深刻なお話です。
天童さんって虐待とか、、、人の心の闇を描いているイメージです。
この本は「人の死と向き合う事」とか「命」、「愛」についての物語でした。
以下、チョット・ネタバレします。
「悼む人」は静人の事なんですが、、、
人が亡くなった場所を訪れ、亡くなった人の事を周囲の人に聞いて、お祈りする。
亡くなった人の事を忘れないように、心に刻む。「あなたの事、覚えていますよ」って。
で、静人が出会った、記者や夫を殺してしまった女の話。
ガンで余命わずかな静人の母。 恋人にヒドイ仕打ちをされた静人の妹。
う~~~ん。
感想を述べるのは非常に難しい、、、この数日、私なりに考えた。
でも、一つの小説としの感想。
「余白」が無い。って
小説って、読者が自分なりに解釈して いろいろ考えたりする所が楽しいじゃないですか・・・
この本って「描きすぎ」なのかな?って思いました。
細かく描くのは良いんだけど、もっと自由に発想したりしたいなぁ~って。思いました。
「自由に描く余白が無い」の「余白が無い」です。
内容的には非常に感心のある内容でした。
「亡くなった人を忘れない」っていうのは大切な事だし、遺族にとっては本当に大切な事。
一人でも多くに人に「亡くなった人の事を覚えていてもらいたい」って思います。
でも、静人の行動って、重いですよ・・・やっぱり。
彼を否定するつもりは無いけど、私は違うと思う。。。
もし、私が死んだら。。。。
亡くなった数日は、お葬式とかで忙しいだろうけど、「日常に戻ったら」・・・
忘れてくれても良いと思う。
で、たま~に「そーいや、わぐまってバカな子がいたよね~」ってふとした拍子に笑い話に出てくれば、それで良いや!!
「あいつ(わぐま)元気かな?」、、、、「って亡くなったんだっけ?」みたいに・・・
綺麗さっぱり忘れてくれても構わないです。
私の大切な人たちが、たま~に思い出すでしょうから・・・
自分にとって、大切な人が亡くなる事は悲しいけど、その人と関わった・その人の言葉は、消えないし、生きている。
亡くなってしまっても、消えないから。
だから、静人の祈りは、やっぱり違うと思う。
大切な人の事は「メモ」なんか残さなくても、覚えているんだよ。
何が言いたいのか分からなくなってしまいましたが、、、
私はこの本、★3つです!!
お気に入り度(5つ星満点で・・・)
★★★☆☆
最終更新日 : 2019-08-11
自分なりにいろいろ考えたりして、モンモンとしてる(笑)
残念ながら、私にはこの本の余白を感じる事は出来なかった。
でも、この本 決してイヤな本じゃないですよ。
多分、言いたい事も分かったと思う。。。でも、私には合わなかったですね^^;
本当は★4つと悩んだくらいです。。。
かなり重いし、深い内容です。覚悟を!!(笑)
天童さんの話って重いのが多いですよね~。
タイトルからして重そうだから…やっぱりなんですね!
あと、半年はかかりそうですが、気長に待ってみますね!
人の「命」を描いているので、やはり重かったです。
賛否両論。いろいろな感想があると思います。半年後でも1年後でもいつでも良いです。感想聞かせて下さいね(=^▽^=)
この本に関しては、他の人の感想をメッチャクチャ聞いてみたい!!
でも、天童さんの本って 暗い・重い・深い・・・ってイメージですね~。
やはり「命」を描いているのは重くなりますよね。
紅子さん、記事&感想。待ってますよ(=^▽^=) 紅子さんはどうおもうんだろう?って気になる。
天童さん、これからは笑顔で、、マスコミに登場します。
というふうな話をしていましたね。
そうね、、、
亡くなった人の思い出は
その人を知る人がそうっと心の中にしまっておいて
ときどきふと取り出してみるもの、、、という
感じが自然なんじゃないかな、、と思うねーー。
>その人を知る人がそうっと心の中にしまっておいて
>ときどきふと取り出してみるもの、、、という
の、「そうっと」がなんか、言葉の響きが好き。
この本は、静人が「亡くなった方を悼む」という、難しいテーマだったと思います。読みながら、静人も気持ちもわかりつつ・・・
でも、最後は「やっぱり違うんじゃ!?」と思いました。
感じ方は、人それぞれだと思いますよ~~。
でも、お母さんのような最期を送りたいとも思いましたね。
TBさせてくださいね♪
本書はいろいろな感想があります。私も・・・故人の思い出はそっと胸に秘めたい方かな。
トラバありがとうございます。
天童さんがもうありったけの渾身で書いた感じですものね。
私は、静人に、共感できたり、感心したりはしなかったけど、人それぞれだから、彼みたいな人がいてもいいのかな、と思いました。
それにしても、けっこう衝撃あったので、あのスフィンクスの彫刻が夢に出てきそうです(^^;)
だから静人みたいなのもOKなのかもしれないけど、、、他人の死を巻き込んではイケナイ気もします。遺族にはいろいろと思う人もいるし・・・。
トラバありがとうございます。
こちらからもTBさせてくださいね♪
いろいろな感じ方があると思いますが・・・私もおむさんと似てる考え方かな。
見ず知らずの人の心に刻まれてもね^^;;;
トラバありがとうございます。
この作品は次に元気な作品を持っていないと乗り越えることのできない精神的ダメージがありますね。今、思い出してもきつかったなぁ~って^^;
遅くなりましたがTBさせて下さいね。
なんだか読後に、悩んでしまいましたよ。アレコレ考えさせられたのは良かったのかも^^;
トラバありがとうございます。
天童さんは多分大変ストイックな方なのだと思います。
小説で悲惨な環境にいる人物を描くと我がことのように受け入れてしまうのでは…と…。そういう意味で、本書の静人は天童さんご自身には必要な人物だったのではないかと思いました。
トラバ返しさせて下さいね。
そうですね、天童さんには「静人」が必要だったのかも。(マチカさんにも教えられましたが・・・)
う~~ん、天童さんの作品読む時はかなりパワーが必要ですね。
トラバありがとうございます。
お気に入り度★付きのブログなのでたびたび訪問させていただいてました。
「そーいや、○○ってバカな子がいたよね~」ってふとした拍子に笑い話に出てくれば、それで良いや!!
↑
とても同感です(^^)v自分の死を引きずることで生きてる仲間の負担にはなりたくないなあ、と思います。
たびたび訪問していただいているようで、嬉しいです。
そうそう、私が死んだら・・・
悲しんでくれたり、泣いてくれるより、、、笑い飛ばして欲しいです。仲間の涙はツライですものね。
なるほど~。「余白がない」ってすごく鋭い意見ですね!
私も小説に余白を求めるタイプです。自分なりの解釈とか、余韻とか。私もどう感じるか…読んでみたいと思いました♪
でも重そうだから覚悟が必要だな(笑