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クマの読書日記

小説と猫とお酒が好きな・・・ブログです。

Top Page › お気に入り度 ★3つ › 生かさず、殺さず 【久坂部 羊】
2020-07-08 (Wed) 10:16

生かさず、殺さず 【久坂部 羊】

<読んだきっかけ>
今までも何冊か読んだ作家さん。
高齢者の医療問題を描いていて好きだから。

<あらすじ>
世田谷の伍代記念病院「にんにん病棟」
「にんにん病棟」は、認知症専用の病棟。
といっても、認知症を治す場所ではなく、認知症+αで入院している患者が来る所。
例えば、認知症+糖尿病とか。認知症+がん。など糖尿病やがんの治療のため入院してるのだが、認知症があると治療するのが大変だから、認知症の患者を一つにまとめて、主治医が「にんにん病棟」へ出向いて治療する。
その、「にんにん病棟」の医師・三杉。

三杉の下へ、元同僚で売れない作家・坂崎がやってくる。
坂崎は、三杉をモデルに小説を書きたいと言い出す。
断れなかった三杉は、モデルになることを引き受けてしまうのだが・・・

<ネタバレ&感想>
う~ん。イライラした(笑)
主人公の三杉。なんだか、よく分からない人でイライラした。
お人よし?優しい?でも、それが長所であり短所でもある。
何事も「断れない」三杉。何度も「断れよ!」って思った。
次第に、三杉の過去が分かり少し同情というか、分かるんだけどね^^; 

かなり早い前半で、「にんにん病棟」の看護師たちが、オフレコで愚痴を言うシーンがあるのだが、笑えた&激しく同意!
でも、こーいう病棟があったら良いなぁって思った。

ウチの義母の入院の時、大変だったんだぁって思い出した。
義母、認知症です。(軽度のね^^;)
で、一般の病院への入院はイヤがられる。
病院側は「自分の身の回りの事を自分で出来る人」ってのが入院の条件になってる。
義母は出来ないし、何度説明しても「自分がどこにいるのか?」が分からなくなってしまう。
認知症だから仕方ないんだけど、認知症では無い箇所を治したい病院としては、認知症の患者ってイヤだよね。
でも、コレって現実問題よね。(我が家だけの問題じゃないと思う)
で、やっかいなことに認知症って治らない!!
もぉ絶望だよねぇ~~~
と悲観してても仕方ないので、認知症の人と適度に付き合うというのが現実。

あ、話が完全に反れてる!!
本書は、イライラしてハラハラして・・・。
で、最後に不完全燃焼で終わった!感じかな。
坂崎、どこに行ったんだろう?せめて、小説として完結して欲しかった。

長いわりには、中身の薄い本だった。

お気に入り度
★★★☆☆





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最終更新日 : 2020-07-08

重い課題 * by おんだなみ
笑っちゃいけないんですが、「にんにん病棟」って言葉が
ハットリくんみたいで笑ってしまいます。
介護疲れで不幸な事件も起きている中、認知症の問題って、
今後、さらに拡大するでしょうね。
ひとくくりに認知症と言っても、症状は人それぞれなので、
対応は複雑に成ってるんでしょうね~、
看護師たちの愚痴、覗いて見たいです。

おんだなみさん Re: 重い課題 * by わぐま
おんだなみさん
ホントだ!忍者ハットリくん。みたいだ!!
本書は、全体の感想からするとイライラしたし、ラストもイマイチなんだけど、
「この病棟、良いなぁ」って思った。
自分が実際に、認知症の人(義母)と接して、よ~く分かったもん。心身ともに、キツかった。

看護師たちの愚痴、私も同意です!!

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重い課題

笑っちゃいけないんですが、「にんにん病棟」って言葉が
ハットリくんみたいで笑ってしまいます。
介護疲れで不幸な事件も起きている中、認知症の問題って、
今後、さらに拡大するでしょうね。
ひとくくりに認知症と言っても、症状は人それぞれなので、
対応は複雑に成ってるんでしょうね~、
看護師たちの愚痴、覗いて見たいです。
2020-07-09-06:42 * おんだなみ [ 返信 * 編集 ]

わぐま おんだなみさん Re: 重い課題

おんだなみさん
ホントだ!忍者ハットリくん。みたいだ!!
本書は、全体の感想からするとイライラしたし、ラストもイマイチなんだけど、
「この病棟、良いなぁ」って思った。
自分が実際に、認知症の人(義母)と接して、よ~く分かったもん。心身ともに、キツかった。

看護師たちの愚痴、私も同意です!!
2020-07-10-09:50 * わぐま [ 返信 * 編集 ]