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クマの読書日記

小説と猫とお酒が好きな・・・ブログです。

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スクラップ・アンド・ビルド 【羽田 圭介】


<読んだきっかけ>
ずっと気になってた本。

<あらすじ>
「早う死にたか」と毎日のようにぼやく祖父。
祖父の願いを叶えてあげようと、ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。


<ネタバレ&感想>
少し前にNHKでドラマでやってたみたいなんだけど、見忘れた・・・

本書、又吉さんの「火花」と芥川賞を同時受賞したみたいなんだけど・・・
レベルが違いすぎる!!
こーやって2冊とも読むと、又吉さんのは「薄っぺらい」と思う。
本書、そんなに分厚くなく すぐ読み終えるかな?と思ったんだけど、内容が濃い。
流し読みしちゃえば、多分本当にすぐ読み終える。
けど、言葉が重い。&深い。

「早く死にたい」と毎日のように言っている祖父と同居している孫の話。
祖父の願いを叶えるべく、孫の健斗は徹底した看護をする。
「人は、使っていない機能は、衰えていくもの」。
つまり、祖父を全面介護することにより、祖父を衰えさせようとしていた。

孫の健斗くん、なんかね・・・苦しいよ。
祖父を通じて、生・死に向き合う。
やがて、いつかは自分も老いる。祖父をみていて怖く思う。

私も状況が似てるんだよね。
私は祖父じゃなく、義父母(得に義母)なんだけど・・・
義父母のお世話をするようになって、約2年。
やっぱりその頃から、生・死について考えることが多い。
自分は、何歳まで病気の治療をしようかな?など考える。

まぁ、本書の感想と脱線してしまったが・・・
ラストが、なんか惜しい。
もっと最後まで描いて欲しかった。祖父と健斗のラストを!!

死について、日本では?語り合うのがタブーとされている面があると思う。
「死んだら、XXXしてね」とか、生きているうちに死んだ後のことを話すと
「縁起でもない!」と言われる。
でも、そろそろ そーいうのは終わりにしませんか?
命あるものは、誰だってやがて死を迎える。
どんなお金持ちでも貧乏人でも、やがて死ぬ。
だとしたら、どーやって死にたいか。どこまで治療を受けたいか?
そーいう「死を迎える準備」について語り合っても良いのではないでしょうか。

死ぬのは悪いことじゃない。
肝心なのは、どう生きたか! でしょ?


お気に入り度
★★★★☆

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最終更新日 : 2019-08-11

No title * by hito
私も、気になってた本です。
おととし、祖母が亡くなった時に、死について深く考えました。
早速図書館で予約しました。
37人待ち、意外と少ないです。

No title * by わぐま(*^。^*)
> hitoさん
コレ、考えさせられる系の小説です。でも良かったですよ^^
高齢者の介護に向き合ったことが有る人が、どう感じるか・・・
hitoさんの感想が楽しみです。

No title * by やっくん
確かに!
最後の健斗の再就職で、うやむやになった感じですね…
ただ、凄く綺麗にまとまったともいえる。
尊厳死、安楽死などには踏み込めない現実があります。

No title * by わぐま(*^。^*)
> やっくんさん
実際の「人の死」って、綺麗なものなのかな? もちろん、人それぞれだろうけど・・・
ここまで描いたんなら、祖父の死まで描いて欲しかった。
尊厳死・安楽死。難しい話ですよね。でも、自分が本書の祖父みたくなったら?と思うと・・・
尊厳死、法律的にもいろいろな面でも難しいんでしょうね

No title * by hito
うん、「火花」とは比べ物にならない。
みんなが必ず経験することだよね。
自分の親の介護、それが終わったら、自分が介護される番。
なんだか、すごく暗くなる~。
終わり方がたしかに中途半端だったから、最後まで読みたかったな~という不満は残りました。

No title * by わぐま(*^。^*)
> hitoさん
「火花」と比べると・・・やっぱり「火花」が受賞したのは、話題作りの為?って思っちゃう。
そう、みんなが経験することなんですよね。親の介護の次は、自分が介護される番。
すごく暗くなるけど、避けて通れない道なんだから、きちんと考えないとダメなんですよね。そーいうのを考える、良いきっかけになる本なのかな?と思います。

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No title

私も、気になってた本です。
おととし、祖母が亡くなった時に、死について深く考えました。
早速図書館で予約しました。
37人待ち、意外と少ないです。
2016-12-22-07:26 * hito [ 返信 * 編集 ]

No title

> hitoさん
コレ、考えさせられる系の小説です。でも良かったですよ^^
高齢者の介護に向き合ったことが有る人が、どう感じるか・・・
hitoさんの感想が楽しみです。
2016-12-24-10:39 * わぐま(*^。^*) [ 返信 * 編集 ]

No title

確かに!
最後の健斗の再就職で、うやむやになった感じですね…
ただ、凄く綺麗にまとまったともいえる。
尊厳死、安楽死などには踏み込めない現実があります。
2017-01-23-22:31 * やっくん [ 返信 * 編集 ]

No title

> やっくんさん
実際の「人の死」って、綺麗なものなのかな? もちろん、人それぞれだろうけど・・・
ここまで描いたんなら、祖父の死まで描いて欲しかった。
尊厳死・安楽死。難しい話ですよね。でも、自分が本書の祖父みたくなったら?と思うと・・・
尊厳死、法律的にもいろいろな面でも難しいんでしょうね
2017-01-24-13:19 * わぐま(*^。^*) [ 返信 * 編集 ]

No title

うん、「火花」とは比べ物にならない。
みんなが必ず経験することだよね。
自分の親の介護、それが終わったら、自分が介護される番。
なんだか、すごく暗くなる~。
終わり方がたしかに中途半端だったから、最後まで読みたかったな~という不満は残りました。
2017-03-18-21:45 * hito [ 返信 * 編集 ]

No title

> hitoさん
「火花」と比べると・・・やっぱり「火花」が受賞したのは、話題作りの為?って思っちゃう。
そう、みんなが経験することなんですよね。親の介護の次は、自分が介護される番。
すごく暗くなるけど、避けて通れない道なんだから、きちんと考えないとダメなんですよね。そーいうのを考える、良いきっかけになる本なのかな?と思います。
2017-03-20-16:16 * わぐま(*^。^*) [ 返信 * 編集 ]