<読んだきっかけ>
「風紋」が良かったので、続編である本書を読みたかったから。
<あらすじ>
「風紋」から7年。
被害者遺族の真裕子は、大学も卒業し社会人になっていた。
加害者側の家族は崩壊していて、母と子供二人は別々に暮らしていた。
それぞれの苦悩。
<ネタバレ&感想>
今回も「うわぁ~分厚い・・・」と絶句でした。
上下巻とも、600ページ超えです^^;
でも「風紋」でも、そうだったのでビビらず読み始めました。
(でも、かなり重いっす・・・)
事件から7年後。
被害者の娘、真裕子。と
加害者の息子、大輔。を中心とした話の流れ
内容を書かないと感想も書けない為、ココから少しだけ内容に触れます。
読みたくない方はココまで!!
まずは、真裕子。
家を出て一人暮らしをしていた。
事件当時は高校生だったのだが、7年経ち社会人になっていた。
少し大人になり「母も寂しかったのかな~」と思えるようになっていた。
だが、相変わらず父や姉を許せなくて、、、
とちょっとした成長があったりした。
加害者の息子、大輔。
事件当時は幼稚園児。7年が経ち小学生になっていた。
事件後、両親は離婚していた。
大輔と妹・絵里は、母親の実家で祖父母と暮らしていた。
母は、東京で暮らしていた。
事件の事は何も知らないけど、物心ついた時から人の顔色をみて行動するようになってしまった大輔。
祖父母と大輔・絵里が暮らす家の敷地内には、大輔の母・香織の兄の家族も住んでいた。
兄と兄嫁と、大輔の従兄弟にあたる歩・いずみ。の4人家族
ある夏の日、歩が殺害される。
それを機に、大輔の周囲は変わり始め・・・
冒頭から、大輔の「異変」が凄かった。
物語の最初から描かれているので、ココでも少し触れます。
小学生の大輔。小学5年生なのに、「女を抱く」ことを知っている。
から始まる。
どう読んでも、「おかしいだろ・・・」となる。
次第に明らかにされていく大輔の環境。
育った環境からして、大輔は「良い子」を演じていた。
あぁ、ここまで書いてブルーになってしまう・・・
読みながら「早く!誰か、大輔の心の闇に気付いて!!」って思う。
読者の私の願いなど通じるわけもなく、ラスト・・・
こんなに悲しい結末ってあるの?と思うほど、悲しかった。
やりきれない気持ちでいっぱいになった。
何度も、大輔の母・香織にアレコレ言ってやりたい気持ちになった。
読んでる最中も、重かったし・・・
読後もかなりダークな気持ちになり、キツかった。
この終わり方は好きじゃない!悲しすぎるから。
せめての救いで、続編を出して欲しい。(もう、出てるのかな??)
今回もいろいろな事について考えさせられました。
お気に入り度
★★★★☆
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最終更新日 : 2019-08-11
No title * by わぐま(*^。^*)
はい^^ 読みました。
息子さんと大輔が同じ歳・・・ってツライかも。そうじゃない私でさえ、大輔の話の時は辛かったもん。
そうそう、ラスト・・・喪失感でした。呆然としてしまいました。
続編、無いんだ・・・。なんか、このまま終わって欲しくないな。
大輔の巻き返しが欲しい!!
息子さんと大輔が同じ歳・・・ってツライかも。そうじゃない私でさえ、大輔の話の時は辛かったもん。
そうそう、ラスト・・・喪失感でした。呆然としてしまいました。
続編、無いんだ・・・。なんか、このまま終わって欲しくないな。
大輔の巻き返しが欲しい!!
No title * by HIMEば~ば
今晩は~
風紋も晩鐘も予約したよ
どちらも予約0だったから早いでしょう
でも、わぐまさんも↑さんも喪失感云々が
気になりますが…怖い物見たさで読んでみますね
楽しみに待ってます
風紋も晩鐘も予約したよ
どちらも予約0だったから早いでしょう
でも、わぐまさんも↑さんも喪失感云々が
気になりますが…怖い物見たさで読んでみますね
楽しみに待ってます
No title * by わぐま(*^。^*)
HIMEさん。こんにちは^^
一番上にコメをしてくれたhitoさんの紹介で、読んだ本なんですが・・・凄かった。
風紋は、読後に疲れてたかな・・・
晩鐘は、喪失感。が一番的確なのかな。
やたらと分厚い本で、読む前にはビビッてたけど 読み始めたら止まりませんでした。
分厚いけど、HIMEさん頑張ってください^^ 感想、待ってますね。
一番上にコメをしてくれたhitoさんの紹介で、読んだ本なんですが・・・凄かった。
風紋は、読後に疲れてたかな・・・
晩鐘は、喪失感。が一番的確なのかな。
やたらと分厚い本で、読む前にはビビッてたけど 読み始めたら止まりませんでした。
分厚いけど、HIMEさん頑張ってください^^ 感想、待ってますね。
読まれたんですね~・・・
私も、大輔に関する物語があまりに悲しくて号泣したんです。
ちょうどこの本を読んだ時期、息子が大輔と同じ歳だったので、辛かったですね~。
読んだ後の喪失感がすごかったです。
続編が出てるという噂は聞いてないですね~残念ながら(^^;)